オーストラリア移民受け入れ枠 削減

30日日経夕刊にわりと大きく掲載されていた記事。

アメリカと並んで、移民国家としての地位は世界でも認識されており、毎年、移民数は増加傾向にあったこのごろ。特に、訓練期間の長い医療やITについては、高度な技術や知識が必要となる職業は慢性的な不足を抱えている。しかし、昨年からの金融危機にともない、海外からの移民受け入れよりも、優先順位はやはり国内、オーストラリア人やその永住権保持者たちの雇用促進であろう。移民を受け入れても失業率が高ければ、国家としてその成長性は乏しいものである。現状は、医療などの職業よりも短期的な職務になる、「熟練技術者」などの枠を増加したらしい。 しみじみと、移民国家においては、この年々変化の多い情勢をふまえて、常に移民政策を改編していく必要があり、常に生きた現実的な法律ということを実感している。

移民国家は毎年、そのビザ発給数を情勢や法律に準じて決定しており、それはまた、具体的に人口をコントロールする上で強いファクターとなる。

そのメカニズムを追及すると、どのようなことに今、優先順位をおいているか、国家間との関係など、さまざまなものが浮き彫りに出てくる。昨年はラッド首相に政権交代したことも大きな変化のうちの1つの理由として考えられる。これからの動向もまた楽しみとしよう。

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オバマ氏 アメリカ大統領就任式

2009年1月20日現地時間正午すぎに、第44代アメリカ大統領、バラク・オバマ氏の就任式が行われた。日本からもライブ中継となり、テレビに釘づけとなる。

とにかく、ものすごい観衆の多さ、あの、ワシントンの広場に人と思えないほど、ひしめく人間は圧巻。信じられない。しかも、空は晴れ渡るものの、極寒らしい。歴代の大統領たちがつぎつぎと入場し、まさにアメリカの歴史を映し出す光景・・・感極まる。

何度もアナウンスで、「建国以来、初の黒人大統領」というフレーズが流れる。堂々とした風貌、そして家族に対する愛情あふれるケア、ミシェル夫人のサポートぶりなどなど、映像を見ているだけでも、感動する。・・・・思わずアメリカにいる弟たちや友人にメールにて「見てる!?!?」と問いかける。今日この日、この時間、アメリカ全土の人、いや、世界中の人が注目する時の人であり、1つ1つに注視する。彼の姿勢はいたって堂々とし、おちついていた。

副大統領の宣誓、そしてクラシック演奏に引き続き、いよいよオバマ氏の宣誓。何百万人もの人がじーっと耳を傾ける。彼の本はまだじっくり読んでいないものの、生い立ちや歩んできたその道のりは本当に努力であり、尊敬する。国民と同じ目線で行動できる人としての説得力は非常に強い。リンカーンやルーズベルトの演説を深く研究したという彼の演説は20分近くじっくりと語りかけた。

決して、平坦でないこの現状をふまえ、今、アメリカ国民として何を最優先としてなすべきか、平等に国民へ語ったものと感じる。また、印象的だったのは、今のアメリカは「自信」をなくしているということ。しかし、アメリカは世界一強い国であり、その国民として、なすべきこと、そして、可能性や勇気をもって行動していこうと、奮い立たせる演説であった。自分たちを信じて、前をむき、そして国を良くして行こうというリーダーとしての決意や強さが非常にインパクトがあった。世界は、まさに昨年から急降下した状況、その渦中にいるアメリカとして、変化を率先していく責任、世界をリードしていく責任というものが国民たちにはあると問いかけた演説であった。

少し前に「その時歴史が動いた」でクローズアップしていたマーティン・ルーサーキング牧師が同じようにこの場で演説し、国民たちを勇気づけた光景を思い出し、まさにあの再来ともいえるべき光景がこの21世紀に繰り広げられている現実は非常に胸のつまる思いであった。真にアメリカに変化を求めたい。特に、昨年の金融危機が象徴的であったように、アメリカ超資本主義が引き起こす、人間の強欲、そして結果的にマイノリティーたちが悲惨な状況に陥る。そんなunfair な状況を一刻も早く脱しなければならない。

国民、そして中継をみていた世界中の人々が様々なことを考えさせられた演説だったと感じる。人間として、そして生きる道として、何をすべきか。国家への決心を固めたオバマ氏にその精神をぜひ全うしてほしい。

個人的には、女性として、ミッシェル夫人の存在も注目している。彼女のキャリア面、そして、ファッションセンスもかなり素敵な人。彼の片腕であることは間違いない。今後の活躍が楽しみである。

~何はともあれ、平和になってほしい・・・

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2008年 ~ ふりかえって  

今日で仕事納め。オフィスもほとんど人はいなく、昼には帰宅していいサインがでる。がらんとしたオフィスを背に同僚とランチをして、ヒルズを出る。外は大変気持よい快晴で暖かい。皆急ぎ足でお正月を心待ちしているかのような光景を見ながら駅へと向かう。

2008年をふりかえり、あまりにも多くのことが過ぎ去っていったことを実感。この数年において忘れられない年となる。少しまとめてみたい。

<仕事> 

・ いうまでもなく、今年最大の激変であり、これは世の中の流れまでを変えてしまうほどの津波となる。時に人生、不思議な縁やタイミングを感じるが今回ほど感じたことはない。また、事実、ヒルズにきてからというものずっと感じていた不安な予感が現実となり、のしかかった。今回学んだことは、人間の欲というものの儚さと、また、ピンチとなると人はいろんな行動にでて、人間の本質が見えた世界でもあった。 自分はどうしたいか、どう生きたいかということを考えさせられたと思う。さすがに命にかかわることではなかったものの、精神的ダメージは誰もが大きく受け、もろさというものも実感したと思う。 ただ、ある意味まともな方向に行くために神様が与えた仕打ちのようであり、地に足をつけてビジネスすることを思い知らされたのではないかと感じる。個人的には組織が変わる為には歯止めがかかりよかったのかもしれないとすら感じる。

自分のことを言えば、これをきっかけに職務が若干変わり、大きな節目となる。でも実際、自分は現状の方が何倍も自然体でいられるし、結果的によかったのかもしれないとも感じる。~いまだ本音を言えば、現環境にはどうしても納得できないことも多く、やりがいというところからはかなり程遠い。Professionalismとは何か、非常に疑問である。来年にむけては、いろいろ悩んだが、とりあえず現状維持という選択をする。新しい知識を蓄積し、なれることが先決であろう。そして、counterpartとの連携役として、よい関係を築きたい。

<音楽> 

・ 一番の思い出は北京演奏旅行であろう。演奏として団体で海外へいくことは初めてであり、状況があまりみえなかったのもあり、かなり行き当たりばったりではあったが、トータル、非常に満足感の高い旅であった。また、オケ仲間での交流もとても有意義であり、あらためて、音楽は国に関係なく通じる最大のコミュニケーションツールと感じる。 

・ また、もう1つとしては、来月1月に演奏会で行うラベルのピアノコンチェルトの代弾きをなんとかさせていただいているということ。音大では、こういう機会はかなり希少であり、ある意味贅沢である。どうしても練習時間がほぼとれない為に納得いく演奏にはほんとにほど遠く、残念なのであるが、忍耐強く演奏してくれる仲間たちが本当にありがたい。

・ そして、オケ活動を広げるきっかけがいくつか。。。。 渋谷交響楽団に参加できたことと、新しい出会いとして、丸の内交響楽団と知り合ったこと。NY Symphonie Ensemble指揮者高原さんとの出会いは非常に大きかった。 ぜひ来年につなげて広げていきたい!

<出会い・別れ・再会>

考えると、今年は意外に多かったかもしれない。自分はあまり場所は変わらず東京という拠点であるものの、時を経て海外へ行ってしまう人、友人を介してしりあう人、いろいろである。弟たちがアメリカに2年の生活を経て行ってしまったことは家族にとっても大きい出来事であった。そして、親しい友人も・・・。数年に1度大きな出会いが私は時にあるが、その年だったともいえる。あまりに多くのことを経験している彼から学ぶことは多く、好きなことを共有し、いつもたくさん話した。国を隔ててはやっぱり遠い。走馬灯のようにいろんなことを思い出し、そして次のステップに行くべき道をみいだした年。 そのほか、親しい友人も海外へ転勤になっていってしまったが、赴任先で自分の古い友人と出会うきっかけにもなり、嬉しい偶然であった。一方日本ではよき友人や仲間が増えた。トレッキング仲間x2グループ、networkingのメンバー、いろいろ身近なことでレクチャーする仲間、そして音楽仲間などなど。 年末近くなり音大仲間と懐かしい再会をしたことも自分の世界をリセットするために大きなことであった。

<旅>

いろいろいったが、印象に残るのは・・・うーん、どれも思い出深い。 お正月の家族沖縄旅行から始まり、GWの九州旅行、家族との箱根、北京演奏、アメリカ旅行などなど・・・。こうしてみると、いろんなことしてたのかもしれない・・・。

<今後>

今年一番痛感したのは、自分は何をしたいのか。どう生きたいのか。。。ということを考えさせられたこと。仕事に没頭する人はシゴトモードオンリーでモーレツに働くことができるだろうし、他に何もなくても平気だろう。ただ、自分の場合は、常に音楽含め、2-3つバランスを取りながら生活する方が、効率よく、精神的にもよい。今の環境をずっとずっと続けていくのはやはり本望でないし、動かしていない脳を活性化するためにも、やはり今の自分には違う世界が必要。結論としてはロースクールへいこうかということになる。年の最後に決定し、来年にむけての準備がととのう。

12月今月は、イベントもそれなりに音楽関係がわりと多かったが、それ以外は結構じみにくらしていた。来年は自分にもよい気がくることを祈るばかりである。

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Martin Luther King Jr. - We shall overcome

「その時歴史が動いた」で特集していた。先週の歴史的黒人大統領誕生にともない、オバマ氏もその時々の演説で彼にふれていた。あいにく、大統領誕生瞬間の映像をまったくミスってしまい、とても残念だったのであるが、新聞の中にある彼の演説コメントだけでも泣けることばが多かった。

キング牧師の生きた時代はまさに人種隔離政策が台頭していた時代。しかし、彼の若かりしころからのその志はまっすぐであり、「正義を打ち勝つためには正義において闘わなくてはならない」~つまり、非暴力という形において、大衆を動かすことによって運動し続けた。彼の継続的な真摯的活動には感銘をうける。そして、やはりこういった活動に敏感に反応したケネディ大統領だったからこそ、「公権民法」が実現したと実感する。大民衆がデモ行進しながら口ずさむ「We shall overcome」 も泣けた。 

オバマ氏は白人と黒人のハーフであるが、彼の実体験から社会に対する訴え、そして、国家、国民の生活をよりよくしていきたいという気持ち一心に感じた。 キング牧師以来のある意味ムーブメントの再来ともいえるが、彼の経歴、そして何よりも奥様の経歴を知り、彼ら自身が成し遂げたアメリカンドリームにも感動。しみじみと現アメリカ国民たちは本当に行動力のあるリーダーを求めていると実感する。やはり、どう考えても、オバマ大統領誕生は歴史的なことである。

この2008年は劇的すぎた。特に後期、アメリカ発の金融危機~これに伴う全世界の不安はいまだ払拭されない。少し傍観すれば、そもそもこのような問題が発生するということ自体、人間の強欲の末と感じる。もうとどまるところを知らないまま、エスカレートし、そして、種をまいた国が全世界に今度は自国救援、そして、各国救援のために奔走する。きわめつけは、後半の政府による金融政策のブレと、その場その場の短期的決定。政府はトレーディングルームやWall Streetでない。いまだ疑問は残る。

今回の国民の判断はとにかく、しっかりと立て直しをしてほしいという想いが強く感じられる。着実さを求めれば、オバマ氏というのは人間として、最もな支持であろう。

常に思うことは、人間は、経験というものがその人の判断の大きなウェイトを占める。何1つ、不自由なく、恵まれて育ってきた人より、さまざまな困難や苦労、壁を乗り越えてきた人は忍耐強く思慮深いと感じる。世界の中で有頂天になっていたアメリカをここで、ブレーキをかけ、堅実な方向へ導くことができるのはやはり、地に足がついた人であろう。

最近のアメリカは「正義」というテーマを何か違った形で利用していたように感じる。

富や名誉がある人、平凡な人、能力があっても差別で認められない人、みんな人間である。権力や富で人を威嚇するほど残念なことはない。 金融はどうしてもそんな人間を作りやすい社会。 少し、足元をみて、原点にふりかえり、そして、キング氏のスローガンを継承しているオバマ氏に期待したい。

~余談だが、ニュージーランド首相も政権交代し、オバマ氏と同年齢の元バンカー(メリルリンチ)となる。彼には評論からはかなり好感もち、期待している。

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9.11

昨夜からアメリカの波は日本にもおしよせ、いまだサブプライム危機は世界経済に停滞していることを実感する。おもに金融全般が荒波となり、もちろん日本市場にもこの影響は大きかった。一般的に言われている事であるが、サブプライムはアメリカで発端したため、欧米のダメ―ジははかりしれないが、意外に日本は世界的にみても被害は軽い方である。もちろん、企業にもその戦略に基づき差はあるものの、こうなった今、日本側としても緊急支援という形も不思議でない状況となってきた。

今回、随分インターネットを利用してリアルタイムのニュースを読みこなしたが、1つわかりやすい経済ブログを発見。金融ビギナーの自分には過去のインデックスも利用大である。

あらためて、資本主義世界においては、企業価値というものが瞬時に評価され、株価に反映するということをこのたび実感する。誰もがもうここまでくれば、べアースターンズの危機、そして、先日発表された政府によるファニーメイとフレディマックの援助と立て続けに苦肉の策を見出している姿勢を戦後最大の危機と感じているのではないか。 

個人的に思うことは、大企業とはいえ、リスクマネジメントの甘さがこれらの結果を引き起こしている気がしてならない。なぜ、同業他社がsurviveできるのか。企業の根本が何なのか、要なのではないか。

・・・気がつけば、今日は9.11。まさに金融業界にとって、忘れ難い1日となる。

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また辞任・・・

突然の記者会見が夜から始まり目を疑う。 「え!!また、辞任!!」 ~福田首相の辞任緊急会見が始まり、テレビはどのチャンネルもライブで報道となる。彼のスタイルらしく、淡々と自身の理由や背景を述べつつ、辞任の意志を伝えていた。彼なりには、すじ道たてて、どうもこのタイミングを選び、あえて発表したようだが、国民やたぶんほとんどの諸外国も印象として、「え?日本はまた、リーダーが辞任?」という状況が想定できる。

確かに、会見を通じて、首相のやるせなさは伝わってきた。特にねじれ国会による民主党との対話なき状況。両党のコミュニケーションをみていてもどうも、納得できるような前向きの会話をしているようにはとうていみられず、非難ばかりする民主党のアプローチも兼摂的でなく、内容に乏しい。どうして、日本はいつもこうなのだろう・・・と、精神的な未熟さを感じる。

福田氏が首相に適任だったかどうかというのは、やはり個人的にはノーかもしれない。人には適材適所があり、安倍氏の突然の辞任をうけて、この場において、引き受けないオプションはきっと存在しなかったのだろう。引き受けなければ政治家人生を終えることになるくらいのものとご本人は覚悟したと思う。大半の人が感じているかもしれないが、彼は官房長官はまさに適任であったと理解する。小泉首相時代の貢献度は計り知れない。何時も冷静沈着であり、記者たちをよくマネージしていた印象がある。

でも、これが首相となれば、やはり立場は異なる。時に、カリスマ的強いリーダーシップは必須であり、それなりのアプローチも必要であろう。

麻生氏は、確かに異なるキャラクターであるが、どこまで、その資質が生かされるか、かなり未知数である。また、小沢氏が拍子で首相になったとしても、個人的にはかなり疑問だ。

現状には難題が山積みである。国民の不信をこれ以上高くさせないためにも、政府は真摯な態度で、なぜ国民がいま不満なのか、1つずつ解決していく道すじをたてて、行動してほしい。

アメリカの大統領選挙も佳境にはいってきた。マケイン側の副大統領候補、アラスカ知事は女性ということもあり、興味あるが、トータル、この選挙もどうなんだろう。あまりにも長すぎた今、どちらに転んでも、不安材料は多い。

混沌としている日本&アメリカの政治情勢である。

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外国人の受け入れ

遅ればせながら、日本も最近ようやく、外国人受け入れに関して緩和政策を検討。EPA発効のもと、インドネシア人の看護師・介護士を受け入れることが決定する。しかし、6割程度に減り300人ということ。~しかし、実質は滞在中に試験合格が必須など、まだまだ壁は厚く、かなり厳しい状況であることが事実。

日本は歴史的にみて、出ていく移民の歴史はあるものの、受け入れる事に対する理解はかなり厳しいものがあり、これまでにおいて、その歴史をたどってきた外国人にとっては非常に困難な道のりであった。先進国において、これほどまでに消極的な国もない。人口が増えるものの、看護師などのは人材不足に悩む日本。こういった需要をまかなうことができるのは外国人であろうという、大変遅ればせながらもそのような考え方のもとに、このEPAが発効された。

常に思うことは、日本は法改正やプロセスに至るまでの時間があまりに長い。現状直視して、もっともっと政府は移民政策について早急に決定していく課題が山積みなのではと懸念する。

一方、今年は、日本人がブラジルに移民してちょうど100周年。さまざまな華やかなイベントが両国において開催される。皇太子様もブラジルへ。現在、日本には大変多くの日系ブラジル人が居住する。この3-4年の国の成長ぶりはめざましい。これからがいよいよ。ブラジルが脚光をあびる時期にきているのかもしれない。

~しみじみ、日本での政策が成功することを真に願い、また、就労を夢見てやってくる彼らを受け入れるだけの社会が整うことを祈る。

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小泉元首相 基調講演

Sokakuオフィスで先日開催されたイベントであった小泉元首相基調講演のビデオ放映会がランチに開催。今回のテーマは「環境とビジネスについて」 楽しみに参加する。

ご本人もスピーチの中で話していたが、そういえば、退任してからというもの、めっきりメディアからは遠い存在となっていたこのごろ。そんな中、経済界の中での講演は参加者としても関心をよせる。

小泉氏の持論としての環境問題に対する考え方は「今後の経済発展においては企業努力による環境問題対策が必須であり、その結果、ブランドイメージ含めて評価される企業としての存在が先進国にとってもっとも環境問題を少しでも解決する方策として考えられる」ということ。ご本人は、首相を退任した今、自分はどんな分野を担っていきたいかと考えた際に、一番の関心ごとはこの環境問題だそう。そんなわけで、講演にも声に力がはいる。

特に資源国でない日本においての課題は深刻であり、資源保有国に比較してもその対策は切迫しているといえるだろう。そう。日本はかつて石炭が資源として利用され、高度成長時代をきりぬいてきたが、安いといわれた石油に政策転換することで、その成長を飛躍的に伸ばしてきた。しかし、これはあくまでも無制限ということではなく、今後は資源をいかに効率化して還元していくことができるか。これが先進国の課題といえる。

小泉氏は自分の任期中に達成した、使用していた公用車の転換や現在アフリカ諸国の為に野口英世基金を設立し、彼らの環境や経済発展に貢献するようなしくみを作り上げたことを語ってくれた。どのトピックスもなかなか興味深く、あっというまの時間であった。

トータル、印象としては、小泉さんはやっぱり大変なコミュニケーション上手&スピーチ上手ということ。こぶしをふりつつ、わかりやすい言葉で、ユーモアを含めてあきさせない。あとから考えると「ん?」と思う話題もありつつ、結論はしっかり話す。今日の結論は「ピンチをチャンスに変える」ということ。いかにビジネスマンとしてピンチをチャンスにかえて、そしてそれが環境問題対策につながることができれば得策ということであろう。

任期中はどんなお歳暮やギフトなども政治がらみになるという理由で徹底して受け取らなかったことで有名だったが、今回は公然と「今日は講演料をいただけるということ・・・。これはしっかりありがたく頂戴したいと思います」 と堂々と述べていたのでちょっとびっくりしたが、ちゃんとそのあとにオチがあり、「全額、アフリカで研究のために倒れた野口英世先生のために設立した野口英世基金に寄付させていただきたいと存じます!」

うーん、さすが最後まで小泉さんらしい!現代政界のリーダーには何が問われるのか。非常に楽しかった。

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最近の関心事

・アメリカ大統領選

ついに大統領選民主党候補がオバマ氏に決まる。これは、クリントンにとっては当初予想外であったことは確実であろう。やはり選挙とは最後までどうなるかわからない。個人的には、本当にオバマがよいのか、どちらかといえば、消去法ーブッシュは論外で、国民はすでに彼の政治に否定的であり、リーダーに対する落胆は明確である。また、野心みえみえのクリントンでなければ、結局オバマだろう・・・とい考え方なのではと思う。特に無党派層からの指示は集まりやすい。これからマケインとの対戦であるが、うーん。国民は変化を求めているが、オバマにそれだけの器があるかはいまだ疑問。しばし、傍観するとしよう。

・オーストラリアラッド首相初訪問

Radd 労働党政権交代という劇的な変化に伴い、初訪問。彼は誰もが認める中国精通派。国家として現在中国は最重要国といっても過言ではないだろう。そのタイミングにリーダーになったことは、彼の実力が大変楽しみである。もともっと、外務省出身で政界入りしたが新聞の評論では、とにかく、仕事モーレツ人間。部下になるのは3年が限界らしい。現オーストラリア大使も親中国派。二人の会談がますます楽しみである。

・サブプライム問題の影響

アメリカ金融業界では第2期発表が近い。市場回復にはまだまだ時間を要する。各企業が株安やレベルを格下げされたり、その影響はまだまだ大きい。住宅は相変わらず低迷・・・・やっぱり強力なリーダーがいま、アメリカには必要であろう。

・最大公約数ーコンセンサスと合理化

日々感じる事。その昔、若き頃に出会ったおじい様にとくとくとこの「世の中いかに最大公約数を考えるかとても重要だ」と言い続けられ、そのころさっぱり意味がわからなかったが、ある時「!」と目からうろことなる。要は、物事やヒトの意見など、いかにその大半の人からコンセンサスをとったり、物事の貧窮した需要に応じているか、なんでも、その大半の人や需要に応じた場合、価値が見出され、また物事もスムースにいくものである。最大公約数という考え方としては、ある意味、コンセンサスをとることみでなく、かつ、合理化された数値になっているか、=簡素化されていることが重要であろう。これも、心底納得である。 まわりには情報が散漫としており、となりの人が考えていることは、自分が思うほど同じでなく、受け止め方も見事にばらばら。これがまた、多国籍になると、かなり収集つかない。いかに、皆をせっとくして、1つの方向に位置づける事が困難なものか、日々感じる。 

もう一つは、情報の共有や簡素化。人は、経験をするとその経験から物事を考え、知識もその人の経験や知る範囲内で活用するため、これにまた個人差があったり、ずれが生じる。個人的なことを述べる上で経験から判断することには全く問題ないが、複数で情報を共有するケース。しかも、この人数が多ければ多いほど、ずれの幅は大きく、理解も千差万別。ゆるぎない情報を共有するためには、文字や書面によって記録されたものを活用することが非常に重要である。複数の人が皆同じ方向性に導かれるためには、マニュアルやガイドラインなど、行動パターンや手順が明記されているものを利用することが大原則であろう。

そして、簡素化の重要性。となりの人がしていることがみえないと、意外と似たようなプロセスを複数の人が行っているケースも少なくない。こういった場合、まず、なぜその手順が複数必要か、そして、その結果や全体像を把握したときに、将来的に本当にメリットになるのか、先見の明が絶対的に必要である。日々、時間の節約や仕事の簡素化は、絶対的な生産性を生み出す。この両方からの観点をふまえて、自分の現状把握をすることは価値あることであり、社会的効果を生み出すことにもなる。ものごとをpictureで見ること。これができなければ、努力しているような行動をしても、全体的には無駄であろう。

勝間さんでないけれど、時間・仕事量など、productivityは自分にとって決定的なキーワードである。

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堺屋 太一さん

Sakaiya最近は人となりをつづることがよくあるこの頃だが、本日は堺屋太一さん。・・・と、いうのも職場にてレクチャーイベントが開催される。誰もが知っている著名な作家とともに経済人。皆の感心は高い。静かにお話は始まる。

日本経済についての動向などがメインテーマではあったが、何気に広がる話の中で結構驚いたのは、さすがと思うほどの幅広い知識。最近の一番有名になったのは、やはり日経に連載していた「チンギス・ハーン」であろう。小泉元首相がこの連載をこのうえなく、楽しみに毎日すごしていたことをよくメディアにてしばしばみていた。そう、さすが作家・・・本当にいろんなことを研究して、調べている。特に歴史とは、現実に起きたことであり、フィクションはできないのである。そういったとこをからも、ものを書くにあたり、細部にわたり、研究しているそのプロセスが話の中からうかがえた。

最後の質問の際に話していた内容がとても印象的であった。日本が世界(外国)をみて勝ち抜いていくためには?この「外国」という概念について、堺屋氏は日本の歴史の中で、外国は歴史上「中国」をさしてきた。中国以外は外国として、みなされない=目にとまっていなかった。という過去があると。常に古くから、日本にとっての外国は1つ、古くは朝鮮半島に始まり、中国、~長い時を経て、明治維新以来、初めて、外国はイギリス、そして世界大戦を経て、アメリカと変貌していった。~そして今、大国、アメリカと中国という2国に挟まれて、混同している状況。わりに1国にターゲットを絞ってきた外交アプローチが現在、2国になったことで、経済をみれば、たとえば、ものつくりで高度成長時代をくぐりぬけてきたその方法は過去の謳歌した時代であり、ふとみれば、となりの中国も同じものつくりで経済成長をしようと必死になっている。

しかし、中国と同じことをしていれば、勝ち抜いていくことが、困難であろう。なぜならば、大量の労働力や低賃金のシステム、そして、技術力。どれをとっても、同じレールにのるにはあきらかに、遅れをとる。この理論から、堺屋氏は一刻も早く、ものつくりで競走するというのはもう卒業すべきであるという持論を説明する。そして、政治家たちが遂行しようとしている外国製品規制など、まさに時代から逆流している。世界の中での経済のしくみを分析し、官僚たちを説得するだけの強いカリスマ性をもった政治家の到来がない限り、この状況を脱却するのは非常に困難であろうと、警告した。

感じたのは、彼は、経済というものを歴史的観点や政治的観点から海外状況とよく比較して発言していると思う。

途中ちらっと記憶がとんだこともあったが、トータル、興味深い内容であった。

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扇 千景さん

今月の日経「私の履歴書」は女優&前参議院議長の扇千景さん。初日から引きこまれるように彼女の生い立ちをなぞり、毎日とても楽しみに拝読する。もちろん、一般的知識として、元宝塚女優、結婚して歌舞伎俳優の妻、そしてしまいには政治家、初の女性参議院議長ということは認識していたが、どのようにこの過程を経てきたかはあまり知らなかった。彼女の様々な時期の選択や、決断は竹をわったような気持ちよさがあり、また、行動力がある人だと実感する。自分の意志に非常にまっすぐであり、また、まっとうする人でもある。さっぱりした性格から、少し男らしいとこもあるが、非常に共感できることは多かった。

また、ご主人である扇雀との出会いから結婚までのストーリーはなかなかインパクトがあった。今日最終回で、彼の内緒話を披露していたが、どこまでも、どっしり人である。こういう気高い人が本当にその器にぴったりだったんだなぁと何枚も彼女の方が上手に感じた。

女優もいろんな方がいらっしゃるかとは思うが、この人はやはり一味違う。一番印象に残ったのはやはり彼女が大臣時代に成し遂げた箇条書き文。政治家はタイミングにあったdecisionが必須。まだまだ男社会の日本の政界において、彼女なりに貫いてきた信念やその行動力はこの人ならではだなぁと実感する。特に日本の政治はスピードが遅い。決めごとに対する手順や抵抗勢力が多すぎて、本当にロスタイムと感じざるを得ない。そんんな中で、女性という立場であっても、坦々とこなしてきたのは非常にスマートな人であるからであろう。文章のタイプからそのさっぱりさは理解でき、とても好感をもつ。

彼女が歩んできた人生はまさに波乱万丈。あまりにも多様な経験をしてきた。自分はもちろん比較対象にはならないが、ふと自分は時間を無駄にしているなぁと常々思う。特に今・・・。どういう風に生きていくか。これはすべてが自分の選択であり、決断である。よ~く頭では理解しているものの、かなり今、宙ぶらりんの自分。身近には自分の目的にむかって坦々と道を進んでいく人を横眼でみながら、まだ明確に道をきめていない自分がいるのは事実である。

友人から言われたアドバイスを思い出す「自分が何を一番したいのか。どんな人間になりたいのか。探すことによってその方向性もみえてくるよ。そして自分がどんな人間なのかもわかるよ」・・・・と。

非常に読み応えのある履歴書だった。

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中印

4月にはいって、日本も例年通り新学期。法改正があったり、学校は始業、学生や社会人の誕生などなど、メディアを飾るトピックスは満載。新学期はおめでたい話題が多いものではあるが、今年は、何より米金融危機からの景気不安と日本の政治停滞~複雑なもの。特に日本のスピードの遅さは時代遅れなのではないかと思うほど。制度を決定する遅さとはうらはらに、資金面に関することについては異様なスピードで決まる。世界に取り残されないための方策はかなり真剣に検討されなければ、アジアでの存在感は薄れるばかりであろう。自己主張のアプローチがどうしても国民的に得意とはいいがたいのであるが、基本的に日本はやっぱり平和な国だなぁという印象。シビアな面やあせりがリーダーたちに感じられない。

世界的な金融不安をそれほどうけていないのは実は、現在躍進中の国々かもしれない。金融システムからの相違もあるが、中国・インドはめざましいし、ニュースでの存在感が日本には脅威すらに感じる。 また、先進国諸国もこの両国に対するPriorityの高さは堅著である。先日のニュースで、最近就任したオーストラリアのラッド首相が初外遊に際し、親中国派ということもあるが、日本を飛び越えてアメリカへ渡航してしまったことに日本のメディアは神経質になる。

昨年両国とも渡航したが、特にインドはかなり衝撃的、そして本当に渡航してよかったと実感。デリーの街にはTATA製の車があふれており、ホテルやメーカーなどなど、この財閥の存在感はただものではない。先日のジャガーなどの買収については本当に驚き、そしてついに日本にも進出してきたんだという脅威を感じる。

北京に昨年の春友人を訪ねていったが、街はまさに中国全土からの観光客であふれており、彼らは自国の首都に大変誇りを感じているように見えた。何よりも今年の北京オリンピックへの意気込みや期待は、街の人々からの感じられる。まだまだ、西欧タイプの資本主義には道のりがある。多くの規制や共産党の関与。インド・中国共にすでに成熟している国々にとってはその人口の多さからもかなり脅威に感じるがはアプローチはとても対照的な国かもしれない。国のシステムから、やはりイギリスの植民地であった経緯もあるインドがこの世界民主主義傾向に一歩先を行っているようにみえる。

100聞は一見にしかず。やはり、国にいってみるとそのパワーなど、実感できる。北京はどうやら、また近々渡航することになりそう。オリンピック前の情勢を感じとってきたい。

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金融危機

この3月は騒がしい。日々新聞やニュースでの報道は目を離せない。昨年夏から響いているサブプライム問題がいよいよ市場でも本格化。結局は戦後最大の危機というところまできてしまった。発表になったベア・スターンズの買収にも大変驚いたが、とても人ごとではない。日本でのバブル崩壊後の山一証券やあの頃のニュースが頭によぎる。

政治の世界から経済の世界に入り、日々このような問題が身近になったこの頃、日々の生活の中でも傍観する自分の立場は常に複雑な心境。時代の流れにはどうにも逆らえないというのが印象である。いかにタイミングを逃さず、先見性をもって動けるか、これが金融世界の筋であろう。常に時間にあったアプローチを変えていかなければ負けてしまうのである。弱肉強食の激しいこの世界に自分が身をおいていること自体、いまだに違和感を感じ、不思議なのであるが、これがこの世界なのかなぁ。。。とため息。

身近なところでも影響大。友人が企業のビジネス転換方針から、帰国になりそうとのこと。事情をきけば、これらの時代の流れは戦後最大のチャンス。彼のスキルは絶対的に自国で必要とされている。そのAssignは彼らのビジネスを考慮すれば最もな判断でもあり、理解はしつつも、打ち砕かれた心境。

外はさくらがとてもきれいなのに・・・・春雨がふっている。

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グリーンスパン元FRB議長

51h7mre4kel__aa240_ 多くの人がきっと毎朝楽しみにしていると思うが、日経にて1月の「私の履歴書」はグリーンスパン元FRB議長である。ご存じ、彼は最近、自伝も出版して、ベストセラーになっている。自伝を読む前に、タイムリーに連載されたので、興味深く読む。

彼は、再選をしたため、その任期といえば、かなりの年月となり、まさにアメリカ経済&政治を時にコントロールし、また、観察してきた人物だ。従事した大統領の描写もなかなか面白い。やはり、相性などもあるわけで、つまるところ、外交=人間同士の付き合いという部分も多くみられる。

彼の意外なところはその昔、音楽で食べていこうと思ったくらいのサックスプレーヤーで演奏をずいぶんしていたこと。同じサックスを奏でるクリントンとはうまがあったこと。なるほど、納得である。また、びっくりしたところはあのおカタそうな彼が25歳年下のニュースキャスターと時間を過ごすことになること。彼の興味がはかりしれないことをうながす。

また、彼の偉大なメンターとして挙げられたのは、ロシアからの小説家、アイン・ランド。個人の自由の尊重、国家介入の忌避など、リバタリアニズム(自由意志論)を多く影響うける。

ふと、メンターということで、我のことを思えば、不思議と若い頃?から数年に一度、こういった人が自分の前に現れる。若い自分になぜこれほど熱心に、いろいろと教えをするのか時に不思議になることも多かったが、気がつくと、いろんな道しるべをしてくれる。全く自分を違う視点から見て、アドバイスをしてくれる人。また、単純にも年齢から経験の多さが語れるわけで、彼らなりの指針を示してくれる。 人間、年齢に関係なく、こういった波がきた際に、どれだけ、その波を感知し、自分に取り込めるか、それもその人の感にあると思う。

最近、ちょっとしたメンターが現れる。ビジネス、政治、芸術や学問、生き方などなど、話題は尽きない。こう書くとかなりカタイが、どうも私はそういうトピックスが好みのようだ。

・・・彼の履歴書のつづきを楽しみとしよう。

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友人の一時帰国

久しぶりに元同僚が一時帰国とのこと。短い滞在期間にさっそくヒルズランチをすることに。考えたら、前回はちょうど1年前のクリスマス時期、私も転職したてで、あれから1年かぁ~とお互いのアップデートが始まる。

彼女は職場を離れた後、国連職員になり、コソボ~カンボジア~ソロモン~そして現在アフガニスタンに駐留して、はや3年・・・紛争解決に伴う様々な業務を行っている。ご存じ、アフガニスタンは、いまだ政情不安が継続し、国連や先進国介入がなければ国家として正常機能を果たすことがまだまだ難しい。いつも帰国のたびに、いろんなエピソードを聞くが、とにかく、リアルな世界であり、危険な状況である。また、何よりも難しいのは、その国の人々の価値感と書類上のレポートや先進国側から操っている人々の価値観や文化的背景があまりに異なることから、国作りといえども、その道のりはかなりの忍耐が伴うことを痛感する。

しばらく、仕事でニューヨークの国連本部に赴任していたようだが、東京も含めて、同じ地球上でも、優雅にカフェなどでお茶する光景と、死と常に隣り合わせに生きている人々のギャップが現実感を狂わせる。そして、たぶん政治の世界ではよくいわれることだが、現場と本部との考え方のギャップ。政策を実践するにあたって、書類上だけでの戦略ではまったく機能しないのと同然である。

~そんな話を聞いている私は今、超違和感のある世界に自分がいるのではないかと思う。戦場に近い話をきいていると、なんだか、とてもすべてのことが小さくみえる。経済の世界ではもちろん、当たり前なのかもしれないが、どうも、いまだしっくりこない。

・・・とおカタイ話をしつつ、「最近どぉ~~?」なんて、お互いの人生語った。

基本的に、国連は任期があるケースがほとんどのため、どんな人もみんな流浪の民状態になるよう。数年駐留しては、空ポストを受けて移って行ったり、特にこのような紛争解決などの分野はそれが激しいらしい。世界が異様に狭く感じるのもあたりまえかなって。

日本に住む必要は全くなく、自分のしたいことを明確にして、その方向へ進んでいく。まっとうにシンプルなのではあるが、これも意外と難しいもの。

彼女の癒しの地として最近はバンコクがブームらしい。常に戦場のような場所にいれば、あの(^.^)にこにこ(^.^)しているタイの人々がどんなに癒しをあたえてくれるか~!って。

・・・え? バンコク?。。。もともと今年のプランに考えてた場所。そこからはバンコク談義でかなり盛り上がる。次回の待ち合わせはバンコクになりそう~。うん。とっても楽しみになってきたぞ♪ 

いろ~んな話している自分がかなりエキサイティングしているのがわかる。そう、そう。これ、これ。なかなか、たくさんの人といても、いろんなことしたり、経験豊富な面白い人って少ない。常にそういった人と接することで、自分がエネルギッシュになるもの。これは、忘れてはいけない。

~と、いうことで、バンコクにいる数々の仲間たちもご紹介していただければ嬉しい!

あらためて、自分の居場所を再考しはじめた。

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安倍首相の辞任

昼間に突然の辞任ニュースが流れた。オフィスでもざわざわ、皆が話題に・・・。つい先日オーストラリアでAPECが終了したばかりという矢先であった。個人的には、小泉首相時代から、安倍氏の動向には関心があったため、首相に就任した際にはかなりの期待が高まった。が、しかし、ほかの国民同様、やはり、国のリーダーとサポーターはかなり異なるということを実感。あきらかに小泉さんとの格差は大きかった。

仲間には政治にかかわっている友人が多いため、今回の出来事には影響が大きいと実感。インドまでも外遊してきたのに・・・。残念でならない。・・・というのはサポートに徹した友人を想って・・・。

ニュースでこの短い就任期間の話題を報じていたが、安倍氏唯一の貢献は中国との関係修復に貢献したことだろうか。そして、北朝鮮。小泉さんと比較して、日中緊張に一番気を使っていたことはうかがえる。しかし、リーダーシップの薄さと、組閣についての人選、あまりに多かった政治家金銭問題、そして年金問題と、貢献より問題の存在が明らかに大きかった。

今回、印象としては、やはりこれに輪をかけて、適当な辞任のタイミングを逃している気がする。本当は健康上の理由かもしれないが、やはり、この理由づけにしても、国民に対して、真摯な姿勢を率直に示すほうがよっぽど、説得力があると感じる。インド洋においての給油活動についての理由づけをするという方法はこの段階において、賢い方策とはいいがたい。

人はタイミングを最も適当な時期につかみ、最も適当な時期にひくことが賢明である。安倍さんの場合は、まさに、今はタイミングが悪すぎる。新規一転組閣し、国会が始まったばかり、所信声明をした直後に辞任というのはやはり説得力にあまりに欠ける。

今回のことを冷静に判断するのであれば、やはり参院選敗退時に決断すべきだったのではないか。細川首相を思い起こさせた一面であった。政治家としての器量とは、適材適所ではあるが、やはり、首相となる人はとにかく、リーダーシップがなければ話にならない。サポーターとして、すばらしい貢献をした人が首相に適任ということとは限らないのである。

さて、時期総裁選に話題はすでに移っているが、悲しいかなカリスマ的存在を見受けられる人はいない。麻生氏が有力とされているが、個人的には苦しいところ。政治家のみではないが、やはりリーダーとなる人は大多数のコンセンサスを得て前進していくことができる人でないと厳しい。そして、決定的なものは行動力とタイミングを失わない決断力。麻生氏は安倍氏と同様政治家3代世襲できた人。とりあえずこの1週間の動向を傍観しよう。

Photoちなみに最近、読んでいる本「リーダーシップの旅」見えないものを見る 

野田智義ほか

INSEAD教授なども歴任した著者。なかなか共感できよみごたえがある。

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東京裁判とパール判事

今朝、日経に安倍首相がインド来訪の際に、東京裁判のパール判事の子孫と会談するという記事を読む。ふとテレビ覧を見るとNHKスペシャルでパール判事について特集が放映されるとのこと。さっそく見てみる。

東京裁判というのは歴史的事実として理解しているものの、このパール判事についてはあまり知らなかった。この裁判は日本の戦争責任追及のために米マッカーサー司令官の判断で実施されたものであり、ウェッブ裁判長(オーストラリア)を筆頭に判事は英・加・ニュージーランド・オランダなどの連合軍とその植民地(インド・フィリピン)で構成された。パール判事はインドからの判事であった。この判事選出からドキュメンタリーではその背景を説明していたが、要は、各国それぞれが威信をかけての参加であった。インドとしては、翌年、独立を控えた国家として、英としては、その主要国として、また欧州の威信をかけてなんとしても、その国家の地位を世界にとどろかせるためにも必須であった。~ただ、この裏としては、近年にドイツでおきたナチスに対する責任追及を決定づけた、ニュルンベルグ裁判の成功がある。

連合国側の意図として、国際法に基づき①平和に対する罪 ②人道に対する罪 を言及することによって、侵略者たち=ナチスを罰した経験から、東京裁判でも同様の判決に方向づけることを想定の上として、始められた。 特に、この傾向はイギリス、パトリック判事に強く反映していた。そして、この原論が裁判書憲章に掲げられ、開廷される。

あえて、各国から判事を選出し、限りなく公正な判断を下すよう法定内で期待されたことではあったが、この期待とは全く異なる現象が起きる。

開廷の際には間に合わず出席していなかったパール判事が遅れて参加後、根本的な事を指摘する。それは、事件発生時の法を合法とし、それ以降できた新しい法を時代をさかのぼり、裁くことはできないということ。これは、法曹界の原点であり、周知の事実である。 判事内での動揺は大きく、以後、裁判書憲章を主張するパトリック判事X国際法の在り方を主張するパール判事という相対する流れが裁判自体の解釈に大きな衝突をつくることになった。

各国の判事の背景を含めて、様々な視点から彼らを見ると、やはり、大きな違いは先進国=侵略国と植民地=被害者という立場、特にパール判事に関しては、カースト制度の中で、低い身分に生まれ持った運命やその差別。先進国の人間には到底理解しがたい苦難の道を歩んできた背景が誰よりも強い平和思想を生み、裁判の解釈にもかなりの影響を及ぼしている。戦争という武力で侵略する方法を誰よりも避難した。

ただ、彼はそのような思想がある中でも、法曹の人間としての尺度を最後までつらぬいている。共同謀議ということについても、国際法において、犯罪として認められないという観点から、国際法では裁くことができないという理解を示した。そして連合国側が「侵略」=ニュルンベルグ裁判に習い、①②による国際法で片付けようとする姿勢にあくまでも反対した。

しかし、彼は、彼なりに日本の起こした数々の事件やその背景にある日本政治思想を解釈している。裁判期間中、彼はまさに日本滞在中、裁判に関わる調査に没頭し、非常に細部にわたり、膨大な資料や文書を残している。彼の解釈として、「南京事件」や「パターン行進」行為は明らかに残虐な行為であり、侵略であるといわざるをえない。また、日本による満州建国については、明治維新以来、なんでも西洋をお手本にして国家発展を懇願している日本政府は西洋の植民地支配のような理想があり、その欲望が満州国として掲げられたとしている。

長年の裁判の中で、このようなパール判事の解釈に共感するレーニング判事(オランダ)の存在も大きくなる。また、判事内で様々な解釈のもと、東京裁判の意義を追求する姿勢が深まることとなった。

結論として出したパール判事の判決は、

・特記すべき事件は多くあり、日本は過ちをおかした。

・事件当時には国際法が未熟であり、後から制定された法律で裁くことはできない。その当時の法で有罪にあてはまらない。つまり無罪とする

法曹の人間としての裁量が大きいといえる。

パール判事に最も影響を受けたレーニング判事は、国際法を事実に基づき、「将来戦争を起こさない」彼なりの解釈を含めて、

・平和に対する罪 該当者には有罪

・侵略ー共同謀議については死刑

そのほかを無罪を判決として示した。

~判事内でも多くの衝突があり、想像を絶する困難な道のりとなったが、最終的にウエッブ裁判長が25名全員を有罪とし、7名を絞首刑とした。この判断は裁判書憲章にある

①平和に対する罪 ②人道に対する罪

に基づくものであるとしたが、判決の中で、判事内で反対意見があったという事実もあわせて伝えた。

~ドキュメンタリーを拝見して、東京裁判の背景や判事たちの様々な衝突は大変驚かされたとともに、非常に複雑な心境となる。この裁判の判事に連合国のみで実施された場合にはこのような物議をかもしだすことは到底ありえなかっただろうし、誰もがこれほどまでにパール判事の影響が多大になるとは想像しなかっただろう。結果として彼の判決は通らなかったが、その後の国際法の解釈や、また法整備、そして、国際刑事裁判所の設立など、特に戦争・内紛解決について多くの影響を与えたことは間違いない。国際法は、どうしても、各国の諸事情や外交がかかわることは必須であり、パワーのウェイトを感じざるを得ないが、パール判事の行動の意義を十分に感じた内容であった。非常に刺激的であり、インドにかなり興味をもった。

安倍首相のニュースが楽しみである。

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ピーター・ドラッカー

Photo_2 久しぶりの読書。ビジネス界で著名なピーター・ドラッカー氏が亡くなった際に、購入してずっと時間を作っていなかったのでようやくのんびりとふける。・・・・といってもこの本は以前日経の「私の履歴書」に連載されたものをまとめた本のため、連載は毎日楽しんでいたが、あらためて久しぶりに読んだ。

彼の生きてきた時代背景は、まさに歴史の証人といえるほど戦争~世界恐慌~経済発展とすさまじい。プラス、何よりも育った家庭環境も彼の人間形成や人生観にかなり大きな影響を及ぼす。幼少のころから自分がきがつかなくても幸運だったことは両親のその幅広い人脈と、子供に対する教育の信念。大人の世界へ人間として受け入れる考え方からその、幅広い視野が育てられたと推測する。

私が最も彼に対して尊敬や親しみを感じるところは、「経営コンサルタント」としての名を世に生み出したが、彼自身、経済からの分析よりも、人間関係や社会的環境、政治的な視野から常に分析し、助言をしてきたことである。自身は「経済人」とよばれることを嫌い、「政治学者」としての道を好み、生涯、人材育成、後輩たちを育てることを好んで継続した人である。人間社会という中で、数字のみにならない分析がいかに重要か、これが彼のキーポイントであろう。

彼の人生の中で初めのクライマックスはやはり、GMとかかわりはじめ、会社という概念を生みだし、さまざまな企業分析を経済面からでなく、会社社会の一面からはじめたところからだと思う。結局、GMでの経験が発端となり、そのアドバイスを真摯にうけとめたトヨタが世界に名をはすようになったことは皮肉でもあり、世界的に影響を及ぼした。

トヨタといえば、「トヨタ式生産方式」がいわゆる日本企業の重要な諸法ともなり、このことについて、大学の授業にて初めて学び、ドラッカーの名は直接でてこなかったものの、私にとってはかなり目からウロコ状態であった。なぜ、GMが実践できなくて、トヨタができたか。いわゆる「日本的生産性フレキシビリティー」の発端であり、これは結局のところ、ドラッカーのいう「知識労働者」ー労働者は経営者に使われることのみならず、現場を一番把握している自分たちが効率化について意見交換し、品質管理(QC)することによって、経営者たちへ、bottom- upしていく。その考え方を柔軟に受け入れた日本企業が結局、経済大国への道を開いて行ったといえる。

彼は生涯日本を愛し、多くの日本人企業人たちを友人として頻繁に来日した。これは、彼が日本画家をこよなく愛したところからがきっかけだが、彼の性格やその考え方から、日本人や日本企業の柔軟性は彼と非常に相性がよかったのだろうと感じる。特に彼はソニーの盛田昭夫氏と早くから出会い、彼の信念や企業を成長させるための情熱に非常に感銘をうけていた。

会社とは、当たり前かもしれないが、利益追求する経済が基本となる場である。しかし、そこは人が1日の大半を過ごす社会でもある。経済面からみると数字や結果から分析し、次の戦略を練ることがまっとうな考えなのではあるだろうが、ドラッカーはここの視点を人間社会にあてたところがやはり、偉大であり、また、アドバイスにもとづいてそれを実践した企業が実質、成長するのをみると、やはり、重要なファクターであることは疑いない。

その点で、彼は日本企業の強さを大変買っている。それは、企業にたいする忠誠心とも通じると思うが、自分を紹介する際に、アメリカ人が「会計士」というところを、日本人は「トヨタです」というだろう、という文面に、非常にその性格だでていると感じる。これは、会社の一員に属することにあ誇りを示しているわけで、この点の考え方は確かに、日本人は非常に強いと思う。

余談ではあるが、現在、米企業に勤務していて、社員たちの「Royalty」の薄さを非常に感じるのも事実である。帰属意識というものが基本的に米企業ではないからとは思うが・・・企業を強くするにあたっては重要な問題でもある。

彼の生き方で印象的なところは、歳を重ねるにあたり、非常に大きな仕事や機会を与えられるが、基本的に彼は自分のスタンスをつらぬけなくなるような環境はきっぱり断り、晩年ものどかなクレアモント大学で家族とともに自分の好きなことを追求できる環境ですごしたところは、ほほえましいと感じた。

久しぶりに納得とともに、充実した本であった。

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